STARMANN

いつか光を超えて、わたしを空へ連れ出して

ジャニヲタに警告する、楽しい外部俳優のハマり方

Twitterの方をご覧の方々はご承知だろうが、
剛金田一に始まるジャニヲタ20年選手のこのわたくしが今、
空前のジャニーズ離れにある。

・・・いや、ジャニーズ離れは言い過ぎた。
単に外部舞台の観劇数が格段に増えている。
それもこれも全て、この一年ほどでゆっくりと、しかしズブズブと引きずり込まれた、
矢崎広という恐ろしい沼の仕業である。

昨年末のやらくんの舞台『ドッグファイト』に始まり、
ありとあらゆる資料をもとにあっさりとハマり、
3月に『ETERNAL CHIKAMATSU』、
4,5月に『私の頭の中の消しゴム』、
そして7月に『JERSEY BOYS』と、
実に充実した観劇ライフを送ってしまっている。

一説によると、ここ数日のわたしのツイートの8割をぴろしが占めているらしい。
いやいやそんな、バカな。ハハッ。

 
わたくしのヲタク人生にかくなる革命が起こっている今、
矢崎広の喉がいかに素晴らしいか、矢崎広の芝居に見る「生きる」とは、
といったテーマを書きたい衝動をぐっとこらえて、
今回はジャニヲタへの警告を示したい。

外部俳優の沼は広く、深く、そして今着実にジャニヲタを脅かしつつあると。


今回は、わたしの実体験をふんだんに盛り込みつつ、楽しく外部俳優にハマるための三要素を取り上げていく。



第一に
ジャニーズの自担が外部舞台に出ること。
まずは出会わなければ仕方ない。そしてこの出会いが、わたしの場合は上口耕平であった。

2014年10月、自担であるやらくんの三度目の主演舞台であり、再演でもあったミュージカル『道化の瞳』。
再演のニューフェイスで参加したのが彼であり、もうそれはそれはひどいジャニヲタホイホイだった。

まず役柄がかわいい。一幕では新米医師(看護師?)、二幕ではおちゃらけた道化を演じ、
終始笑顔がかわいい。天使かな。

客席に降りて来て客から投げ銭をもらうなんて演出もある。
夏の青山劇場がごとく触れ合いによって着実に新規ファンを撃墜していく。

ということで第一の警告。

ジャニーズタレントの外部舞台出演が多くなっている今、
自担の現場とはいえ軽率に観に行くと、どこに沼があるかわからない。




第二の要素は、沼の開通である。

例にもれず、というか、例に忠実にわたしは上口耕平にハマり、
11月、12月と続いた彼の出演舞台に足を運んだわけだが。

結論から言えばわたしは運が悪かった。
あまりにもタイミングが良すぎた。
この12月の舞台が新たな扉だった。

時は12月、明治座。黒幕の名はる・ひまわり
奇しくもこの年、上口耕平初参加となった、知る人ぞ知る年末恒例行事。
そこは一度足を踏み入れると、大小さまざまな沼が軒を連ねる、沼の見本市だった。

ここはにわかがうかつに語ってはならない沼地なので詳細は省くが、
一度の観劇と、一度の上映会を経ただけで、20~30人の若手(から中堅まで)俳優を覚えてしまう。

同じ衣装を着てバックで踊るJr.を見て次々に顔と名前を覚えるJr.担には、
全員別々の衣装で、全員に役名があるなんて、覚えるのは朝飯前だろう。

それが数組に分かれてアイドルグループのパロディーなんかやってくれたりする。
ジャニーズをパロってくれたりする。団扇を持てたりする。そりゃあもう楽しい。

ジャニーズはみんな顔も名前もキャラも大体つかめている。
そんなマンネリ気味のヲタク生活に刺激を与える、初めて見るイケメンたち。
この子かわいい、あのひとかっこいい、歌がうまい、ダンスがうまい(ごく一部)。

Jr.ハマりたての頃、顔と名前を憶えてコンサートに行き、
そのコンサートでまた気になるJr.を見つけて名前を調べ、少クラで探すように・・・

なにごともハマりたて、覚えたてが楽しいものである。
先週まで見たこともなかった俳優の顔と名前をおぼえ、Twitterをフォローする。
流れてくる情報でいつの間にか外部俳優にどんどんくわしくなる。
俳優同士の共演や交友関係から、次から次へと沼が繋がり広がっていく・・・


自担の外部舞台を観に行ってからここまでくるのにたった2か月である。
ここで第二の警告。

軽率に足を踏み入れた外部俳優がるひま常連だったりすると、事態はより深刻なものになる。

たまたま観た外部舞台で可愛い子を見つけたら、終演後携帯の電源を入れ、速攻でググるべし。
過去出演作にやたら「る」を推すタイトルの作品があったら、そいつはヤバい




第三の要素。
身内による熱心な布教と、資料の多さ、求めやすさ。

明治座にてより深い沼に開通し流れ込んだ先に待ち構えていたのは、
意外にもまったくの別ルートで知り合っていたジャニヲタの某友人・M氏であった。
彼女は歳末明治座の原点ともいえる戦国鍋TVからのこの沼の(自称)にわかで、
るひま常連のありとあらゆる情報をわたしに教え込んだ。
その知識の一つにすぎなかったのが、矢崎広だった。

12月の時点で、耕平さんは翌年3月に『ミュージカル・タイタニック』に出演することが決まっていた。
戦国鍋TVからのるひまファミリーのぴろしも同じく出演が決まっており、
まんまとるひまを楽しんでいるわたしに、M氏はここぞとばかりにぴろしを推してくる。

彼女がぴろしに関して最初にわたしに与えた知識は、
ダンスの振り付けが覚えられなくて泣いたこと」。


曲がりなりにも屋良担に、PZのクオリティーに慣れきった屋良担のわたしに教えたエピソード。

振り付けが覚えられなくて泣いた・・・だと・・・


なにそれ愛しい・・・!!!(そっちだった)



そして、3月のシアターコクーン。豪華客船の上で、わたしは矢崎広に出会った。
ちょこまかちょこまか動き回ってかわいいなぁと思ったら、突然いい声で歌いだすこの振り幅。

でもこのときはそこまで気に留めていなかったのが正直なところである。
フライパンだかなんだかカンカンたたいて「○がつ○にち!」って
ひらがなしゃべりがかわいくてちょっと肩が震えたり、
色気ある歌声に、おいこれ本当にあのひらがなしゃべりと同一人物かよと思わず双眼鏡握ったり、
本当にたったそれだけである(言い訳がましい)。



だがしかし、カルマというものは本当に恐ろしいもので、
やらくんの主演舞台に矢崎広の出演が決まったのはそれから半年もしない頃である。
またしても沼の開通・・・

ドッグファイトをきっかけにわたしがまんまとぴろしかわいいBOTになり果てた頃合いが、
某友人・自称鍋ソムリエM氏の腕の見せ所だった。

Twitterの140字フルに使っての過去出演作のおすすめラインナップ、
るひま公式が流している動画資料の提供、
その他資料提供・・・

図書館司書にでもなればいいんじゃないかな・・・


そしてここでカギとなる、ジャニーズとの大きな違い。メディア資料の多さ。

YouTubeに公式動画があるうえに、イケない動画もジャニーズほどの検閲の厳しさはない。
本人によるTwitter、ブログ、共演者のTwitter、ブログに上がってくる近況や本人の写メ(無料)。
過去作品やツイートまで、かなりさかのぼって楽しむことができてしまう。

M氏に紹介された過去作品から、また別の沼を見つけ、Twitterをフォローし、
過去共演者同士がたまーにリプでやりとりするのを見て狂喜する。Endless沼


無料でここまで楽しめちゃっていいのか・・・いやよくない。
生で芝居を観たい、歌を聴きたい。そして軽率に現場に行くわけだ。


だがしかし、作品や会場にもよるが、ジャニーズより現場単価が安い。
某トンチキワールドに一回行く費用で、300人以下のキャパで面白い芝居が二回見られる。
コスパがいい!!

さらに、ジャニヲタ最大の悩みであるところのチケットの入手に関しても、
良心的な空席救済サイトで開幕後にでも入手が可能(当然定価、もしくはそれ以下)で、
なんならフラッと会場に行って、さくっと当日券で観られちゃう。

日々入手困難なチケットの争奪戦に揉まれているジャニヲタには、非常にお求めやすい(?)

過去作品で好きなところに出会うのもいいが、
今の姿を生で見て、新しく好きなところを見つけるのが楽しいのはジャニヲタと同じである。

こうして手軽に、軽率に、ズブズブと戻れない深みへと落ちていくのである・・・




近年、ジャニーズJr.でも外部舞台に出演し、事務所外の俳優との共演が増えてきている。
軽率にハマると、その手ごろさゆえに、簡単に戻れなくなる可能性が高い。

もし自担が外部舞台に出ようものなら、
共演者が発表されたらまずググり、危なそうな沼には警戒心を持って、
もしくは頭から沼に突っ込むくらい前のめりに臨むよう、警告したい。



全ジャニヲタに次ぐ。
芸能界は君が思っているよりずっと広く、
そして君は君が思っているよりずっとチョロい。