STARMANN

いつか光を超えて、わたしを空へ連れ出して

「ジャニーズJr.」の夜明け

先日、"MAD"の池田優くんの事務所退社を受けて下記の記事を書いた。


tea-miki.hatenablog.com


ここに記した言葉たちは、いけたんの退社以前から、正確にはおそらく米花くんの退社辺りから言語化され、自分のなかに渦巻いていたものである。いつかは形にしたい、しなければならないと思っていたものを、いけたんのことがあって半ば衝動的に書き上げた。
衝動的にとは言っても昨日今日思い付いたものではなく、この数年間屋良朝幸というタレントを見つめるうちに降り積もった思いで、本当に祈るような気持ちだった。数十年この体制でやってきたジャニーズ事務所が、ちょっとやそっとのことで変革するとは思っていなかった*1


しかし、そのほんの数日後、その時は静かに訪れた。

10月15日。
その日は朝から夕方までアルバイトが入っていて、Twitterは見ていなかった。昼過ぎに予定より早く上がり、まかないのチキンソテーを食べる前にいつものようにTwitterを開いて、初めて事態を把握した。

慌ててジャニーズwebを開くと、Artist listの中に、紛れもなく「屋良朝幸」の文字。震える手でそのページをクリックする。デカデカと現れる宇宙一かっこいい顔面に目を潤ませながら、単独サイト立ち上げに寄せて書かれた本人の言葉を噛み締める。

実は前日の定期更新を読んで、わたしは少し違和感を覚えていた。言いたいことがあるけど言わない、言葉にできないしきっと今はするつもりもないんだろうな、と感じさせる文面。こういうことはPZやSHOCKの稽古中の更新にもたまにある。主に演技やダンスの表現で壁にぶつかっているときにそうした文面になりがちなので、「何か悩んでるのかな?」と勘ぐってしまった。そして、最後に意味深な謎の暗号笑

その違和感の理由が翌日のこの単独化だったのか、とまずは納得。そして、あの日「まだスタート地点にも立っていない」とこぼした彼が紡ぐ「新たな一歩」という言葉。
これはただのサイト独立ではない。「ジャニーズJr.」という鳥籠に彼が挑み続け、ようやくその檻が壊れた。その独立を受けての、サイト独立なのだ。言葉にしていなくてもやらくん自身がそう考えていることはこれまでのメディアでの発言や今回の更新からもわかるし、自分だって同じようにこの時をずっと待ちわびていて、いま同じように晴れやかな気持ちでいる。同じ方を向いて着いてきて、今日わたしたちの夢がまたひとつ叶った。


もちろんやらくんだけではない。俳優という道を進んできた佐野瑞樹風間俊介、長谷川純ら、先日のブログに書いた「ジャニーズJr.の開拓者たち」も、このリニューアルを以て各々の単独サイトを持つこととなった。タイムリーに「ジャニーズJr.」を開拓してくれたのだ。該当担のみなさんには心からお祝い申し上げたい。My favorite artistに自担を選択できること、トップページに自担の写真がデカデカと表示されること。webを開くたびに誇らしい気持ちになる。



気分は、カードキャプターさくら最終巻ラストシーンのさくらちゃんである。伝われ。


今回のリニューアルで、上記の開拓者たちが名実ともに「ジャニーズJr.」の卒業を果たした。
しかし、これは体制が変革したに過ぎない。事務所は彼らの活躍のフィールドと立場を認めてくれた。それでも世間の風潮としては、歌って踊ってデビューするジャニーズにどうしても重きが置かれる。それがこの事務所が築き上げてきた「ジャニーズ」の、言ってしまえばステレオタイプなのだ。

これから彼らはパイオニアとして、「デビューだけがジャニーズの活躍の方法ではない」ということを、今度は事務所外にも見せつけていかねばならない。ドラマ・映画・舞台・ミュージカル俳優としての仕事で食べていっているタレントというポジションが用意された。彼らの活動が世間に知られ「こういう活動してるジャニーズもいるんだ~」という一般認知を獲得することは、ジャニーズ事務所がマルチ芸能事務所として機能し始めたことを世間にアピールする手段にもなる。これまでは「ジャニーズJr.」という鳥籠の中での立ち位置の問題だったのが、今度はジャニーズ事務所全体の中で外に向けた存在感が鍵になってくる。

やがては、デビューだけでなく俳優やダンサーを目指すJr.も出てくるだろう。彼らに続く俳優・ダンサー組が登場し、今回のジャニーズwebの改革のように、「ジャニーズJr.」の枠を次々に巣立っていくとしたら、Artisit listに次々に名を連ねやがてはデビュー組に次ぐ一大勢力になる日も来るかもしれない。もはや、「デビュー組」と「Jr.」という単純な区別ができない時代が始まっているのだ*2
生田斗真情熱大陸で「僕は後輩の道になりたい」と後輩であるふぉ~ゆ~を思ってした発言は、ふぉ~ゆ~にとってもファンにとっても胸の熱くなるものだっただろう。やらくんにも以前から、「異例のポジションにいるからこそ、誰も歩いたことのない自分にしか作れない道を作りたい」といった発言が見られる*3。他のパイオニアたちにそうした気持ちがあるのかは定かではない。しかし、彼らの活躍が自然と、今後のJr.たちの進路選択の幅と、ジャニーズ事務所のさらなる繁栄につながっているのは間違いない。



未来は彼らの背中に託されている。
ここが終わりじゃない、ただの始まりなんだ。
Show must go on.
ジャニーズの革命が、今始まる*4



追記
生田斗真さんは数年前にすでに単独サイトをお持ちであったこと、佐野瑞樹さんは外部にご自身のサイトとをお持ちであることをご指摘いただきました。わたくしの記憶違いと知識不足をお詫びして訂正いたします。申し訳ありませんでした。ご意見ありがとうございます。
・知人の佐野瑞樹さん担当の方より、サイトが独立したことは必ずしもメリットばかりではないというご意見を頂きました。佐野くんは既に独自の活動をしていらっしゃいますし、同じタイミングでサイトが独立したからといって一様には語りきれないと改めて感じました。ご意見ありがとうございます。

*1:Jr.情報局のリニューアルに4,5年かけるようなレベルだし。

*2:今後彼らがどのような枠で呼ばれるのかもひそかに楽しみなところ。

*3:あーーー好きーーーー

*4:BGM♪追憶の雨